天文FAQ

天文トピックス

○金星、木星、土星、火星を見る
  夕方、日が落ちて薄暗くなった西空低空に金星が輝いている。
南に目を移すとそこにも、ひときわ明るく光る星が見えるがこちらは木星、
金星よりは少し暗めだが街中でもすぐに気づく明るさで輝いている。
すっかり暗くなったころ、東からは接近中の火星が、
これも木星ほどの明るさで上ってきており、その赤色が印象的である。
この火星と木星の中間、少し火星よりの位置には土星が光る。
実はそのさらに右手、木星寄りにはさそり座のアンタレスもあり
これら全部が上下の揺れはあるがほぼ横並びという状態で見えている。
惑星たちは黄道上、アンタレスは偶然黄道近くに位置しているだけだが
これだけそろって見えるのはなかなかない。
土星は0等級なのでまだましだが、アンタレスは1等星と都会の空で見るには
やや暗め。うまく全部探すことができるか試してもらいたい。
なお、惑星はほとんど瞬かず、アンタレスはチカチカ瞬く。
これで土星、アンタレスは簡単に区別できるだろう。

 

○07日 たなばた
  旧暦七夕の日には必ず半月近くの月が夜空に混じるのだが、
新暦の七夕のときはあったりなかったりで、今年は前日が下弦の月である。
従って月の上りは遅く、夜半過ぎごろとなる。
なので晴れてさえいれば月あかりもなく七夕の星たちを見ることができる。 

 

○28日 火星が衝
  月末の最接近日直前のこの日、火星が衝を迎える。
火星や地球が完全な円軌道を描いていたら、この日が最接近日となるはずだが、
円軌道から外れているため少し日にちがずれている。
月末含め、いよいよ本格的な火星観測シーズンの到来である。


○28日 5h22m 皆既月食
  年初1月の見事な皆既月食から地球がちょうど軌道上を半周しての皆既月食。
今回は条件が悪く、28日夜明け前!(間違えないように)から欠け始め
皆既のころには西に没してしまう。ということで見るなら早起きし3時半ごろから。
皆既は残念ながら街中では高度が低すぎ、見るのは困難。
従って夏休みの自由研究には使えそうもないだろう。
 
〇31日 火星、15年ぶりの大接近
  大接近中の火星観測は、これから8月いっぱいかけてがいいだろう。
今回の接近については話題の天文話の欄に書いておいたのでそちらを参照のこと。
また、望遠鏡を使わない観測なら、双眼鏡などで星座中の火星の動きを
少し長い期間かけて追ってみるのがいい。
夏休み中の火星は星座の中を西に動き(逆行)、
9月に入れば動く方向を東に転じる(順行)。惑星が惑星と呼ばれた所以である。