天文現象・ライブ配信

2019年1月6日の部分日食

2019年1月6日に日食が起こります。日本では全国で太陽の一部分が欠ける部分日食が見られます。日食を見るときは、必ず専用の遮光板(日食めがね)を使用してください。
科学館では日食当日の1月6日に特別観測会を予定しています。また、HPでは太陽望遠鏡によるライブ配信する予定です。

観測画像はこちら

部分日食のライブ配信 【終了しました】

部分日食ライブ配信
【配信日時】 2019年1月6日(日) 8:30~11:40
※天候によっては部分日食がご覧いただけなかったり、画像の更新が止まる場合があります。
※1月6日の8:30以前には、過去の太陽画像が表示されています。

見られる地域と時間

日本全国で部分日食を観察することができます。北の地域ほど欠ける部分が大きく、札幌では太陽の面積の42パーセント、東京では30パーセント、那覇では6パーセントが欠けて見えます。

各地の予報

川口市(埼玉県): Kawaguchi
緯度:35.8078° 経度:139.7242° 標高:0.0 m 標準時:UT+9h
日時
方向角[°]
太陽[°]
視半径[″]
その他
年月日
時刻
北極
極頂
天頂
高度
方位
太陽
角距離
食分
面積比
備考
2019/01/06
8:43:46
310
-37
348
17.4
136.2
976
895
1871
0.000
0.000
食の始め
2019/01/06
9:00:00
317
-35
351
19.6
139.3
976
896
1614
0.132
0.055
2019/01/06
9:20:00
327
-32
358
22.2
143.5
976
896
1344
0.270
0.158
2019/01/06
9:40:00
341
-28
9
24.4
147.8
976
897
1147
0.372
0.250
2019/01/06
10:00:00
359
-24
23
26.5
152.4
976
897
1051
0.421
0.299
2019/01/06
10:06:04
5
-23
28
27.0
153.9
976
897
1046
0.424
0.301
食の最大
2019/01/06
10:20:00
18
-20
37
28.2
157.3
976
897
1075
0.409
0.287
2019/01/06
10:40:00
33
-16
49
29.6
162.3
976
898
1203
0.343
0.223
2019/01/06
11:00:00
45
-11
56
30.6
167.5
976
898
1404
0.241
0.133
2019/01/06
11:20:00
53
-6
60
31.3
172.8
976
898
1649
0.115
0.045
2019/01/06
11:36:40
58
-2
61
31.6
177.3
976
898
1874
0.000
0.000
食の終り
  • 食分:月によって覆われた太陽の直径の度合い。
  • 面積比:月によって覆われた太陽の面積の割合。
  • 国立天文台暦計算室 提供
2019年1月6日 部分日食(東京での見え方)
国立天文台 提供
全国各地の予報
地名
食の始め
食の最大
最大食分
面積比
食の終り
札幌
8時46分30秒
10時13分26秒
0.539
0.423
11時47分20秒
仙台
8時44分43秒
10時09分42秒
0.469
0.348
11時42分31秒
東京
8時43分49秒
10時06分01秒
0.421
0.299
11時36分32秒
京都
8時40分37秒
9時57分47秒
0.385
0.263
11時23分51秒
福岡
8時38分37秒
9時47分24秒
0.318
0.200
11時04分41秒
那覇
8時50分15秒
9時39分14秒
0.143
0.062
10時32分58秒

国立天文台 提供

日食とは何か?

日食とは、太陽の前を月が横切る事により、太陽が隠される現象です。太陽全てが隠される時は「皆既日食」、太陽が月の周りから少し見えている時は「金環日食」、一部分だけが隠される時は「部分日食」と呼んでいます。

日食を見るには

危険な方法(やってはいけません)

×
肉眼で直接見る
×
望遠鏡、双眼鏡で直接見る
×
すすをつけたガラス
×
サングラス
×
日食メガネを使って望遠鏡を覗くなど
×
下敷き
×
カラーフィルム

安全な方法

ピンホール
テレフォンカードなど小さな穴の開いたものを使い、穴からもれた光を紙に映します。
ピンホール
日食メガネ
太陽観測の専用のものを選びましょう。
日食メガネ
手鏡

光を手鏡に反射させて、壁などに映る光を観察します。
反射光を直接見ないで下さい

望遠鏡と投影板

投影板を使用すれば安全に、大人数でも観察する事ができます。

木漏れ日

地面に映る木の葉からもれる光を観察します。
光を直接見ないで下さい。

今後見られる日食

日本で次に日食が見られるのは2019年12月26日の部分日食です。(川口では高度が低く、条件は良くありません。)次の金環日食は、2030年6月1日に北海道中央部で見られます。皆既日食は2035年9月2日、中部地方の一部、関東地方の北部で見ることができます。

近年、中心食帯が日本の陸地を通る(通った)日食の表
年月日
中心食の
種類
見られる地域
1963年7月21日
皆既食
北海道東部など
1987年9月23日
金環食
沖縄本島など
2009年7月22日
皆既食
トカラ列島、屋久島、種子島・奄美大島の一部など
2012年5月21日
金環食
トカラ列島、屋久島、種子島、九州・四国・近畿・中部・東北の一部、関東の大部分など
2030年6月1日
金環食
北海道の大部分など
2035年9月2日
皆既食
中部・関東の一部など

国立天文台 提供