Solar Data

Recent Solar Activity update monthly 最近の太陽 天文台縮小画像

Kawaguchi Science Museum Solar Observatory 
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最終更新日 2017-10-14  (更新日 前月ぶん→毎翌月上旬)  

○最近の太陽活動  9月の太陽活動

 9月の太陽北半球側には月初からF型群NOAA2674(8月に東出)があり
やや活動度が上がった状態からスタートした。
これに加わったのがこれも前月から見えていた南半球のNOAA2673で、
3日になってそれまでのJ型群から突然に成長を始めH型、そして
非常に活動的ないわゆるδ型の磁場構造を持った黒点群となり、
一気に活動度が上昇、フレアを頻発。6日には現サイクル24最大の
X9クラスフレアを起こすこととなった。同群はさらに西没間際の10日にも
X8フレアも起こし非常に活動的なまま西没していった。
これらの群がなくなった中旬にはJ〜H型群1群のみ残されるという状態で
活動度は一気に下がり静穏な状態となった。
そして月末、NOAA2673.2674はそれぞれJ型、H型群と、後続黒点を失い
小型の黒点群として回帰、太陽活動は元通りの静穏な状態に戻っている。


 

     以下は太陽望遠鏡による9月7日(日本)のNOAA2673画像。

 

○昨年1年間の月平均黒点数〜2016年

  年間を通してN側が優勢。S側はゆるやかな下降傾向を示している。

 N側は突発的な活動で振幅が大きくなっているものの同様に下がっており、年末にはほぼS側に並ぶ。

サイクル24

 太陽活動には周期性があり、約11年ごとの変動を繰り返している。
今期の活動は、1755年に始まる活動をサイクル1と数え、その24番目となるもので、
サイクル24と呼ばれている。

サイクル24の活動度は非常に低く、同様に低迷したサイクル16(1923年スタート)
以来、ほぼ90年ぶりという低い値を示している。
世界の観測を集計しているベルギー王立天文台SIDC/SILSO
〜Sunspot Index And Long-term Solar Observation〜によれば、
サイクル24のスタートは2008年12月。
2012年03月に第1のピーク、黒点数98.3(太陽北半球側の活動による)に達したが、
その後一旦下降、2013年から再び上昇に転じ
2014年04月に第2のピーク=極大値116.4(太陽南半球側の活動による)を迎えた。
このずれは、太陽活動の南北非対称として知られるもので、
ここ何サイクルかは共通して北半球の活動が先行するというパターンとなっている。
サイクル24図
サイクル24一覧
開始       2008年12月 
極大       2014年04月
極大値      R=116.4
極磁場      北極 S極   南極 N極(サイクル24前半〜)

極磁場反転   2012〜2013年

極磁場(現在) 北極 N極 南極 S極(Wilcox solar obsevatoryによる)
黒点磁場    北半球 先行黒点 S極  後続黒点 N極
          南半球 先行黒点 N極  後続黒点 S極
新サイクル 2018年〜2020年スタート(予想)


○サイクル24最大群 
20141024093219NOAA219220141024092115NOAA2192el
2014年10月24日 NOAA12192 左白色像 右Hα単色像
2014102409211720141024092233Ha
2014年10月24日

2014102509314220141025093847Ha
2014年10月25日
2014102612140020141026121501Ha
2014年10月26日


○サイクル24 最大級(第3位20171008現在)のフレアを起こした群

 〜2017年9月のNOAA2673の起こしたX9,そしてX8が最大となった〜
20110809091829NOAA126320120306145948NOAA1429_30

NOAA11263 2011年08月09日  X6.9           NOAA11429(左側) 2012年03月07日  X5. 4